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title: kubeadmのトラブルシューティング
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どのプログラムでもそうですが、kubeadmのインストールや実行でエラーが発生することがあります。このページでは、一般的な失敗例をいくつか挙げ、問題を理解して解決するための手順を示しています。

本ページに問題が記載されていない場合は、以下の手順を行ってください:

- 問題がkubeadmのバグによるものと思った場合:
  - [github.com/kubernetes/kubeadm](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues)にアクセスして、既存のIssueを探してください。
  - Issueがない場合は、テンプレートにしたがって[新しくIssueを立ててください](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues/new)。

- kubeadmがどのように動作するかわからない場合は、[Slack](http://slack.k8s.io/)の#kubeadmチャンネルで質問するか、[StackOverflow](https://stackoverflow.com/questions/tagged/kubernetes)で質問をあげてください。その際は、他の方が助けを出しやすいように`#kubernetes`や`#kubeadm`といったタグをつけてください。

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## RBACがないため、v1.18ノードをv1.17クラスターに結合できない
v1.18では、同名のノードが既に存在する場合にクラスター内のノードに参加しないようにする機能を追加しました。これには、ブートストラップトークンユーザーがNodeオブジェクトをGETできるようにRBACを追加する必要がありました。

しかし、これによりv1.18の`kubeadm join`がkubeadm v1.17で作成したクラスターに参加できないという問題が発生します。

この問題を回避するには、次の2つの方法があります。
- kubeadm v1.18を用いて、コントロールプレーンノード上で`kubeadm init phase bootstrap-token`を実行します。
これには、ブートストラップトークンの残りのパーミッションも同様に有効にすることに注意してください。

- `kubectl apply -f ...`を使って以下のRBACを手動で適用します。

```yaml
apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: kubeadm:get-nodes
rules:
- apiGroups:
  - ""
  resources:
  - nodes
  verbs:
  - get
---
apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRoleBinding
metadata:
  name: kubeadm:get-nodes
roleRef:
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io
  kind: ClusterRole
  name: kubeadm:get-nodes
subjects:
- apiGroup: rbac.authorization.k8s.io
  kind: Group
  name: system:bootstrappers:kubeadm:default-node-token
```

## インストール中に`ebtables`もしくは他の似たような実行プログラムが見つからない

`kubeadm init`の実行中に以下のような警告が表示された場合は、以降に記載するやり方を行ってください。

```sh
[preflight] WARNING: ebtables not found in system path
[preflight] WARNING: ethtool not found in system path
```

このような場合、ノード上に`ebtables`, `ethtool`などの実行ファイルがない可能性があります。これらをインストールするには、以下のコマンドを実行します。

- Ubuntu/Debianユーザーは、`apt install ebtables ethtool`を実行してください。
- CentOS/Fedoraユーザーは、`yum install ebtables ethtool`を実行してください。

## インストール中にkubeadmがコントロールプレーンを待ち続けて止まる

以下のを出力した後に`kubeadm init`が止まる場合は、`kubeadm init`を実行してください:

```sh
[apiclient] Created API client, waiting for the control plane to become ready
```

これはいくつかの問題が原因となっている可能性があります。最も一般的なのは:

- ネットワーク接続の問題が挙げられます。続行する前に、お使いのマシンがネットワークに完全に接続されていることを確認してください。
- kubeletのデフォルトのcgroupドライバーの設定がDockerで使用されているものとは異なっている場合も考えられます。
  システムログファイル(例: `/var/log/message`)をチェックするか、`journalctl -u kubelet`の出力を調べてください:

  ```shell
  error: failed to run Kubelet: failed to create kubelet:
  misconfiguration: kubelet cgroup driver: "systemd" is different from docker cgroup driver: "cgroupfs"
  ```

  以上のようなエラーが現れていた場合、cgroupドライバーの問題を解決するには、以下の2つの方法があります:

 1. [ここ](/ja/docs/setup/independent/install-kubeadm/#installing-docker)の指示に従ってDockerを再度インストールします。

 1. Dockerのcgroupドライバーに合わせてkubeletの設定を手動で変更します。その際は、[マスターノード上でkubeletが使用するcgroupドライバーを設定する](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/install-kubeadm/#configure-cgroup-driver-used-by-kubelet-on-master-node)を参照してください。

- control plane Dockerコンテナがクラッシュループしたり、ハングしたりしています。これは`docker ps`を実行し、`docker logs`を実行して各コンテナを調査することで確認できます。

## 管理コンテナを削除する時にkubeadmが止まる

Dockerが停止して、Kubernetesで管理されているコンテナを削除しないと、以下のようなことが起こる可能性があります:

```bash
sudo kubeadm reset
[preflight] Running pre-flight checks
[reset] Stopping the kubelet service
[reset] Unmounting mounted directories in "/var/lib/kubelet"
[reset] Removing kubernetes-managed containers
(block)
```

考えられる解決策は、Dockerサービスを再起動してから`kubeadm reset`を再実行することです:

```bash
sudo systemctl restart docker.service
sudo kubeadm reset
```

dockerのログを調べるのも有効な場合があります:

```sh
journalctl -u docker
```

## Podの状態が`RunContainerError`、`CrashLoopBackOff`、または`Error`となる

`kubeadm init`の直後には、これらの状態ではPodは存在しないはずです。

- `kubeadm init`の _直後_ にこれらの状態のいずれかにPodがある場合は、kubeadmのリポジトリにIssueを立ててください。ネットワークソリューションをデプロイするまでは`coredns`(または`kube-dns`)は`Pending`状態でなければなりません。
- ネットワークソリューションをデプロイしても`coredns`(または`kube-dns`)に何も起こらない場合にRunContainerError`、`CrashLoopBackOff`、`Error`の状態でPodが表示された場合は、インストールしたPodネットワークソリューションが壊れている可能性が高いです。より多くのRBACの特権を付与するか、新しいバージョンを使用する必要があるかもしれません。PodネットワークプロバイダーのイシュートラッカーにIssueを出して、そこで問題をトリアージしてください。
- 1.12.1よりも古いバージョンのDockerをインストールした場合は、`systemd`で`dockerd`を起動する際に`MountFlags=slave`オプションを削除して`docker`を再起動してください。マウントフラグは`/usr/lib/systemd/system/docker.service`で確認できます。MountFlagsはKubernetesがマウントしたボリュームに干渉し、Podsを`CrashLoopBackOff`状態にすることがあります。このエラーは、Kubernetesが`var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount`ファイルを見つけられない場合に発生します。

## `coredns`(もしくは`kube-dns`)が`Pending`状態でスタックする

kubeadmはネットワークプロバイダーに依存しないため、管理者は選択した[Podネットワークソリューションをインストール](/docs/concepts/cluster-administration/addons/)をする必要があります。CoreDNSを完全にデプロイする前にPodネットワークをインストールする必要があります。したがって、ネットワークがセットアップされる前の `Pending`状態になります。

## `HostPort`サービスが動かない

`HostPort`と`HostIP`の機能は、ご使用のPodネットワークプロバイダーによって利用可能です。Podネットワークソリューションの作者に連絡して、`HostPort`と`HostIP`機能が利用可能かどうかを確認してください。

Calico、Canal、FlannelのCNIプロバイダーは、HostPortをサポートしていることが確認されています。

詳細については、[CNI portmap documentation] (https://github.com/containernetworking/plugins/blob/master/plugins/meta/portmap/README.md) を参照してください。

ネットワークプロバイダーが portmap CNI プラグインをサポートしていない場合は、[NodePortサービス](/ja/docs/concepts/services-networking/service/#nodeport)を使用するか、`HostNetwork=true`を使用してください。

## サービスIP経由でPodにアクセスすることができない

- 多くのネットワークアドオンは、PodがサービスIPを介して自分自身にアクセスできるようにする[ヘアピンモード](/ja/docs/tasks/debug/debug-application/debug-service/#a-pod-cannot-reach-itself-via-service-ip)を有効にしていません。これは[CNI](https://github.com/containernetworking/cni/issues/476)に関連する問題です。ヘアピンモードのサポート状況については、ネットワークアドオンプロバイダーにお問い合わせください。

- VirtualBoxを使用している場合(直接またはVagrant経由)は、`hostname -i`がルーティング可能なIPアドレスを返すことを確認する必要があります。デフォルトでは、最初のインターフェースはルーティング可能でないホスト専用のネットワークに接続されています。これを回避するには`/etc/hosts`を修正する必要があります。例としてはこの[Vagrantfile](https://github.com/errordeveloper/k8s-playground/blob/22dd39dfc06111235620e6c4404a96ae146f26fd/Vagrantfile#L11)を参照してください。

## TLS証明書のエラー

以下のエラーは、証明書の不一致の可能性を示しています。

```none
# kubectl get pods
Unable to connect to the server: x509: certificate signed by unknown authority (possibly because of "crypto/rsa: verification error" while trying to verify candidate authority certificate "kubernetes")
```

- `HOME/.kube/config`ファイルに有効な証明書が含まれていることを確認し、必要に応じて証明書を再生成します。kubeconfigファイル内の証明書はbase64でエンコードされています。証明書をデコードするには`base64 --decode`コマンドを、証明書情報を表示するには`openssl x509 -text -noout`コマンドを用いてください。
- 環境変数`KUBECONFIG`の設定を解除するには以下のコマンドを実行するか:

  ```sh
  unset KUBECONFIG
  ```

  設定をデフォルトの`KUBECONFIG`の場所に設定します:

  ```sh
  export KUBECONFIG=/etc/kubernetes/admin.conf
  ```

- もう一つの回避策は、既存の`kubeconfig`を"admin"ユーザーに上書きすることです:

  ```sh
  mv  $HOME/.kube $HOME/.kube.bak
  mkdir $HOME/.kube
  sudo cp -i /etc/kubernetes/admin.conf $HOME/.kube/config
  sudo chown $(id -u):$(id -g) $HOME/.kube/config
  ```

## Vagrant内でPodネットワークとしてflannelを使用する時のデフォルトNIC

以下のエラーは、Podネットワークに何か問題があったことを示している可能性を示しています:

```sh
Error from server (NotFound): the server could not find the requested resource
```

- Vagrant内のPodネットワークとしてflannelを使用している場合は、flannelのデフォルトのインターフェース名を指定する必要があります。

  Vagrantは通常、2つのインターフェースを全てのVMに割り当てます。1つ目は全てのホストにIPアドレス`10.0.2.15`が割り当てられており、NATされる外部トラフィックのためのものです。

  これは、ホストの最初のインターフェースをデフォルトにしているflannelの問題につながるかもしれません。これは、すべてのホストが同じパブリックIPアドレスを持っていると考えます。これを防ぐには、2番目のインターフェースが選択されるように `--iface eth1`フラグをflannelに渡してください。

## 公開されていないIPがコンテナに使われている

状況によっては、`kubectl logs`や`kubectl run`コマンドが以下のようなエラーを返すことがあります:

```sh
Error from server: Get https://10.19.0.41:10250/containerLogs/default/mysql-ddc65b868-glc5m/mysql: dial tcp 10.19.0.41:10250: getsockopt: no route to host
```

- これには、おそらくマシンプロバイダーのポリシーによって、一見同じサブネット上の他のIPと通信できないIPをKubernetesが使用している可能性があります。
- DigitalOceanはパブリックIPとプライベートIPを`eth0`に割り当てていますが、`kubelet`はパブリックIPではなく、ノードの`InternalIP`として後者を選択します。

  `ifconfig`ではエイリアスIPアドレスが表示されないため、`ifconfig`の代わりに`ip addr show`を使用してこのシナリオをチェックしてください。あるいは、DigitalOcean専用のAPIエンドポイントを使用して、ドロップレットからアンカーIPを取得することもできます:

  ```sh
  curl http://169.254.169.254/metadata/v1/interfaces/public/0/anchor_ipv4/address
  ```

  回避策としては、`--node-ip`を使ってどのIPを使うかを`kubelet`に伝えることです。DigitalOceanを使用する場合、オプションのプライベートネットワークを使用したい場合は、パブリックIP（`eth0`に割り当てられている）かプライベートIP（`eth1`に割り当てられている）のどちらかを指定します。これにはkubeadm `NodeRegistrationOptions`構造体の [`KubeletExtraArgs`セクション](https://github.com/kubernetes/kubernetes/blob/release-1.13/cmd/kubeadm/app/apis/kubeadm/v1beta1/types.go) が利用できます。

  `kubelet`を再起動してください:

  ```sh
  systemctl daemon-reload
  systemctl restart kubelet
  ```

## `coredns`のPodが`CrashLoopBackOff`もしくは`Error`状態になる

SELinuxを実行しているノードで古いバージョンのDockerを使用している場合、`coredns` Podが起動しないということが起きるかもしれません。この問題を解決するには、以下のオプションのいずれかを試してみてください:

- [新しいDockerのバージョン](/ja/docs/setup/independent/install-kubeadm/#installing-docker)にアップグレードする。

- [SELinuxを無効化する](https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_enterprise_linux/6/html/security-enhanced_linux/sect-security-enhanced_linux-enabling_and_disabling_selinux-disabling_selinux)。
- `coredns`を変更して、`allowPrivilegeEscalation`を`true`に設定:

```bash
kubectl -n kube-system get deployment coredns -o yaml | \
  sed 's/allowPrivilegeEscalation: false/allowPrivilegeEscalation: true/g' | \
  kubectl apply -f -
```

CoreDNSに`CrashLoopBackOff`が発生する別の原因は、KubernetesにデプロイされたCoreDNS Podがループを検出したときに発生します。CoreDNSがループを検出して終了するたびに、KubernetesがCoreDNS Podを再起動しようとするのを避けるために、[いくつかの回避策](https://github.com/coredns/coredns/tree/master/plugin/loop#troubleshooting-loops-in-kubernetes-clusters)が用意されています。

{{< warning >}}
SELinuxを無効にするか`allowPrivilegeEscalation`を`true`に設定すると、クラスターのセキュリティが損なわれる可能性があります。
{{< /warning >}}

## etcdのpodが継続的に再起動する

以下のエラーが発生した場合は:

```
rpc error: code = 2 desc = oci runtime error: exec failed: container_linux.go:247: starting container process caused "process_linux.go:110: decoding init error from pipe caused \"read parent: connection reset by peer\""
```

この問題は、CentOS 7をDocker 1.13.1.84で実行した場合に表示されます。このバージョンのDockerでは、kubeletがetcdコンテナに実行されないようにすることができます。

この問題を回避するには、以下のいずれかのオプションを選択します:

- 1.13.1-75のような以前のバージョンのDockerにロールバックする
```
yum downgrade docker-1.13.1-75.git8633870.el7.centos.x86_64 docker-client-1.13.1-75.git8633870.el7.centos.x86_64 docker-common-1.13.1-75.git8633870.el7.centos.x86_64
```

- 18.06のような最新の推奨バージョンをインストールする:
```bash
sudo yum-config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
yum install docker-ce-18.06.1.ce-3.el7.x86_64
```

## コンマで区切られた値のリストを`--component-extra-args`フラグ内の引数に渡すことができない

`-component-extra-args`のような`kubeadm init`フラグを使うと、kube-apiserverのようなコントロールプレーンコンポーネントにカスタム引数を渡すことができます。しかし、このメカニズムは値の解析に使われる基本的な型 (`mapStringString`) のために制限されています。

もし、`--apiserver-extra-args "enable-admission plugins=LimitRanger,NamespaceExists"`のようにカンマで区切られた複数の値をサポートする引数を渡した場合、このフラグは`flag: malformed pair, expect string=string`で失敗します。これは`--apiserver-extra-args`の引数リストが`key=value`のペアを期待しており、この場合`NamespacesExists`は値を欠いたキーとみなされるためです。

別の方法として、`key=value`のペアを以下のように分離してみることもできます:
`--apiserver-extra-args "enable-admission-plugins=LimitRanger,enable-admission-plugins=NamespaceExists"`しかし、この場合は、キー`enable-admission-plugins`は`NamespaceExists`の値しか持ちません。既知の回避策としては、kubeadm[設定ファイル](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/control-plane-flags/#apiserver-flags)を使用することが挙げられます。

## cloud-controller-managerによってノードが初期化される前にkube-proxyがスケジューリングされる

クラウドプロバイダーのシナリオでは、クラウドコントローラーマネージャがノードアドレスを初期化する前に、kube-proxyが新しいワーカーノードでスケジューリングされてしまうことがあります。これにより、kube-proxyがノードのIPアドレスを正しく拾えず、ロードバランサを管理するプロキシ機能に悪影響を及ぼします。

kube-proxy Podsでは以下のようなエラーが発生します:
```
server.go:610] Failed to retrieve node IP: host IP unknown; known addresses: []
proxier.go:340] invalid nodeIP, initializing kube-proxy with 127.0.0.1 as nodeIP
```

既知の解決策は、初期のガード条件が緩和されるまで他のノードから離しておき、条件に関係なくコントロールプレーンノード上でスケジューリングできるように、キューブプロキシDaemonSetにパッチを当てることです:

```
kubectl -n kube-system patch ds kube-proxy -p='{ "spec": { "template": { "spec": { "tolerations": [ { "key": "CriticalAddonsOnly", "operator": "Exists" }, { "effect": "NoSchedule", "key": "node-role.kubernetes.io/master" } ] } } } }'
```

Tこの問題のトラッキング問題は[こちら](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues/1027)。

## kubeadmの設定をマーシャリングする際、NodeRegistration.Taintsフィールドが省略される

*注意: この[Issue](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues/1358)は、kubeadmタイプをマーシャルするツール(YAML設定ファイルなど)にのみ適用されます。これはkubeadm API v1beta2で修正される予定です。*

デフォルトでは、kubeadmはコントロールプレーンノードに`node-role.kubernetes.io/master:NoSchedule`のテイントを適用します。kubeadmがコントロールプレーンノードに影響を与えないようにし、`InitConfiguration.NodeRegistration.Taints`を空のスライスに設定すると、マーシャリング時にこのフィールドは省略されます。フィールドが省略された場合、kubeadmはデフォルトのテイントを適用します。

少なくとも2つの回避策があります:

1. 空のスライスの代わりに`node-role.kubernetes.io/master:PreferNoSchedule`テイントを使用します。他のノードに容量がない限り、[Podsはマスター上でスケジュールされます](/docs/concepts/scheduling-eviction/taint-and-toleration/)。

2. kubeadm init終了後のテイントの除去:
```bash
kubectl taint nodes NODE_NAME node-role.kubernetes.io/master:NoSchedule-
 ```

## ノード{#usr-mounted-read-only}に`/usr`が読み取り専用でマウントされる

Fedora CoreOSなどのLinuxディストリビューションでは、ディレクトリ`/usr`が読み取り専用のファイルシステムとしてマウントされます。 [flex-volumeサポート](https://github.com/kubernetes/community/blob/ab55d85/contributors/devel/sig-storage/flexvolume.md)では、kubeletやkube-controller-managerのようなKubernetesコンポーネントはデフォルトで`/usr/libexec/kubernetes/kubelet-plugins/volume/exec/`のパスを使用していますが、この機能を動作させるためにはflex-volumeディレクトリは _書き込み可能_ な状態でなければなりません。

この問題を回避するには、kubeadm[設定ファイル](https://godoc.org/k8s.io/kubernetes/cmd/kubeadm/app/apis/kubeadm/v1beta2)を使用してflex-volumeディレクトリを設定します。

プライマリコントロールプレーンノード（`kubeadm init`で作成されたもの）上で、`--config`で以下のファイルを渡します:

```yaml
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: InitConfiguration
nodeRegistration:
  kubeletExtraArgs:
    volume-plugin-dir: "/opt/libexec/kubernetes/kubelet-plugins/volume/exec/"
---
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: ClusterConfiguration
controllerManager:
  extraArgs:
    flex-volume-plugin-dir: "/opt/libexec/kubernetes/kubelet-plugins/volume/exec/"
```

ノードをジョインするには:

```yaml
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: JoinConfiguration
nodeRegistration:
  kubeletExtraArgs:
    volume-plugin-dir: "/opt/libexec/kubernetes/kubelet-plugins/volume/exec/"
```

あるいは、`/usr`マウントを書き込み可能にするために `/etc/fstab`を変更することもできますが、これはLinuxディストリビューションの設計原理を変更していることに注意してください。

## `kubeadm upgrade plan`が`context deadline exceeded`エラーメッセージを表示する
このエラーメッセージは、外部etcdを実行している場合に`kubeadm`でKubernetesクラスターをアップグレードする際に表示されます。これは致命的なバグではなく、古いバージョンのkubeadmが外部etcdクラスターのバージョンチェックを行うために発生します。`kubeadm upgrade apply ...`で進めることができます。

この問題はバージョン1.19で修正されます。
